非常用発電機の予防的な保全策|確認項目と部品交換
2023/05/02
非常用発電機の予防的な保全策
設備の構成とメーカーの推奨交換期間に沿って管理
対象となる設備を確認する
非常用発電機を停電時に使える状態に保つには、点検と消耗品の交換を計画しておく必要があります。ここでは、消防用設備等の非常電源に使われる自家発電設備について、消防庁が示す「予防的な保全策」を紹介します。
非常用発電機すべてに同じ点検条件が当てはまるわけではありません。設備の用途と適用される制度を確認して、点検計画を立てます。
負荷運転等の点検周期との関係
2018年6月の点検基準等の改正により、運転性能を確認する方法に内部観察等が追加されました。また、所定の予防的な保全策を毎年実施する場合、負荷運転または内部観察等の点検周期を6年に1回とすることができます。
これは、発電機の点検全体を6年間省略できるという意味ではありません。消防用設備等の機器点検・総合点検と、その中の負荷運転等の扱いを分けて確認します。ガスタービンを原動機とする設備など、適用条件にも違いがあります。
負荷運転は模擬負荷装置を使う方法だけではありません。設備構成と現場条件に応じて点検方法を検討します。
確認項目と部品交換の記録
毎年確認する装置
予熱栓、点火栓、冷却水ヒーター、潤滑油プライミングポンプについて、設備に設けられているものを、所定の項目・方法で確認します。装置によって確認する内容は異なります。備わっていない装置の確認は不要です。
メーカーの推奨交換期間内に交換するもの
- 潤滑油と冷却水
- 燃料フィルターと潤滑油フィルター
- ファン駆動用Vベルト
- 冷却水用などのゴムホース
- 燃料・冷却水・潤滑油・給気・排気系統や外箱などのシール材
- 始動用蓄電池
機種ごとの構成とメーカーの推奨交換期間を確認し、交換履歴を残します。点検したという記録だけでなく、対象部品、確認結果、交換日などをたどれるように管理します。
当社では、点検・負荷試験の結果と整備履歴を確認し、必要な部品交換や不具合の調査・修理についてご相談します。
参考:消防庁:予防的な保全策
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