予防保全策って…?
2023/05/02
発電機はどんなメンテナンスが必要なのか?
~予防的な保全策と模擬負荷試験とは~
発電機のメンテナンスについて決められた内容がある
非常用発電機の現状について、前回の記事でご紹介させていただきました。
では、いよいよ発電機を設置した後に必要なメンテナンス等についてお話していきたいと思います。
前回の記事で軽く紹介しましたが、非常用発電機の点検については消防庁によって決められています。
今回は「予防的な保全策」と「模擬負荷試験」のなかで
「予防的な保全策」について解説していきます!!!
定期的なメンテナンスが必要になる
今回、「予防的な保全策」について解説していきますが、「模擬負荷試験」についても軽く紹介していきます。
まずは、これら2つはどのタイミングで行えばいいのか、から説明していきます。
非常用発電機を設置してからの流れは、今までであれば毎年おこなわなくてはいけないものがありました。
それが「模擬負荷試験」です。
しかし!
2019年に改正が入り、点検の要領が改正されたのです!
改正後はこの記事の最初に説明した「予防的な保全策」を行う場合に限りですが、
6年以内に負荷運転を実施を行う形をとることが可能になりました。
じゃあ、「予防的な保全策」ってなに?
このように思われるのではないでしょうか。安心してください!これからしっかり説明をさせていただきます。
予防的な保全策ってなに?
では、「予防的な保全策」をとるにあたって、どこを見なくてはいけないのでしょうか?
大きく8つに分けられるのですが、みなさんはどこだと思いますか?
・・・
なかなか思いつかないのではないでしょうか?
非常用発電機は主にディーゼルエンジンを動かして発電しています。
なので、「エンジンの消耗品」を見ていかなくてはいけないのです!!!
エンジンの消耗品って言われても難しいと思いますが、大きく分けると8つの項目に分けられるのです。それが以下の8つになります。
・潤滑油(エンジンオイル)
・冷却水
・燃料フィルター
・潤滑油フィルター
・ファン駆動用Vベルト
・冷却水用等のゴムホース
・燃料、冷却水、潤滑油、給気、排気系統や外箱等に用いられるシール材
・始動用の蓄電池
これらの消耗品部品を推奨交換時期に交換することが必要になってきます。
基本的にこれらの消耗品はすべてのエンジンに備え付けられています。
エンジンの始動を補助する補助装置がついている場合は1年ごとに動作確認をする必要があります。これらの装置は大きく4つに分類されます。
・予熱栓
・潤滑油プライミングポンプ
・点火栓
・冷却水ヒーター
以上、これらの部品を点検し、時期に応じて交換していく必要が出てくるのです。
次回の記事ではこれらの消耗品について順次ご紹介していきます。
ぜひ、次の記事の更新をお待ちください。
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