非常用発電機の現状についてご紹介
2023/04/18
非常用発電機の現状ってどんな感じなのか
〜東日本大震災から現状を見つめる〜
そもそも非常用発電機の現状はどんな感じなの…?
前回のブログで、非常用発電機の設置について理解していただけたと思います。
では、設置した後はどのようにしたらいいのでしょうか…?
設置したら、後はそのままで大丈夫というわけではありません。
「でも、どうしたらいいのかわからない」と思われるのではないでしょうか。
今回は非常用発電機について必要な点検や試験などについてご紹介させていただきます。
とその前に…
実際に震災など、非常用発電機が動かなくてはいけない場面で、どうなっていたのか。
現状についてまずはお話していこうと思います。
1975年から東日本大震災までの間で震度6以上の地震が発生した地域には4811台もの発電機がありました。
これらのうち何台が異常なく動いたでしょうか…?
全ての発電機が異常なく動いたわけではありません。
異常なく動いたのは4578台でした。全体の95%は異常なく動きました。
しかし!!!
残り5%の233台はそもそも始動しなかったり、動いても異常が出てしまい止まってしまったのです。
大きな地震になるので、地震が原因でエンジン部品が故障してしまったり、津波による影響で動かなくなってしまいました。
では、地震による直接的な影響以外でなにが原因で動かないことが多いのか…。
それは発電機のメンテナンスがいき届いていなかったため不始動・異常停止してしまう事態になってしまったのです。
具体的な例をご紹介すると、
・始動用の蓄電池が放電してしまい、エンジンを動かせなくなってしまう
・燃料フィルターが詰まってしまい、エンジンに燃料が回らなくなってしまう
・エンジン内に空気が混入し、燃料の供給が安定せず異常発生 など
上記のような事態にならないためにも、非常用発電機の点検は怠ってはいけないのです。
※こちらのデータは総務省消防庁 予防課 設備係の
『自家発電設備の点検要領の改正等について』を参考に作成しております。
次の記事では、具体的にどのような点検が必要かをご紹介いたします。
現在設置している発電機はどんなメンテナンスが必要なのか?
消防庁の定めている内容をもとにご紹介させていただきます。
次の記事の更新まで、いましばらくお待ちください。
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