冷却水は放っておいたら大変なことに…?
2023/05/16
非常用発電機における冷却水の役割は?
~冷却水はただ冷やすだけの液体ではない!?~
ディーゼルエンジンの冷却水は冷やすだけじゃない!?
非常用発電機の多くで、ディーゼルエンジンが使用されているのはご理解いただけているかと思います。
車と同様で、運転すれば熱を発します。
つまり、何もせず回したままではエンジンが焼け付いてしまい、修理することが困難になってしまいます。
では、どのようにしてエンジンを回し続けることを可能にしているのでしょうか…?
それが今回のブログのテーマでもあります「冷却水」になるのです。
車やバイクなどに詳しい方はご存じかと思いますが、冷却水の役割を正確に把握していらっしゃいますか?
冷却水はただ冷やすだけではないということを覚えていただき、冷却水の重要性をこの記事でご理解いただければと思います♪
冷却水が担っている役割って?
では、「冷却水」にはどのような役割があるのかご説明させていただきます。
冷却水の役割は大きく分けると3つに分けられます!
1.冷却
名前にもなっていますが、エンジンは高温で稼働しています。エンジンで発している過剰な熱を吸収・冷却をすることで、加熱や損傷を抑える役割を担います。
2.腐食防止
冷却水には腐食防止剤が含まれています。
そのため、エンジン内の金属部品を腐食から保護しているのです。
エンジン内の金属部品を保護することで、エンジンの寿命を短くならずに済むのです。
3.凍らず、蒸発しない
「冷却水じゃなくてみずでいいんじゃない?」
このように思われる方もいらっしゃると思います。しかし、水では上記の役割を担うのが難しいのです。
水の場合、高温時には蒸発してしまい、気泡が発生してエア噛みを起こす原因になってしまいます。そして、普通の水を使用してしまうとエンジン部品に錆・腐食や腐食が発生してしまうリスクが出てきて強います。
そして、温度が低い場合は凍ってしまうので、エンジン内を満遍なく冷やすことが困難になってしまいます。
これら上記の役割を冷却水は担っているのです!!!
もし、冷却水が劣化したらどうなるの?
冒頭の写真と上記の写真を併せてご覧ください。
どちらも非常用発電機の整備をしているときの写真です。
片方は「新品の冷却水」もう一方は「劣化してしまっている冷却水」になります。
どちらが新品で、どちらが旧品かはわかりますよね?
極端な2枚ですが、冒頭の緑色の冷却水が新品で、茶色っぽい色をしている冷却水が旧品(劣化してしまっている)になります。
※新品の冷却水は必ずしも緑色とは限りません。
冷却水が劣化してしまうと上記のように水あかや赤さびなどが発生してしまいます。
こうなってしまった冷却水がエンジン内を循環してしまうと、金属部品が劣化・破損してしまう可能性が高くなってしまい、最悪の場合は部品の交換では修理が難しくなってしまうケースも少なくありません。
非常用発電機は常に使うものではありませんが、定期的に交換しないと修理ができず、更新せざるを得なくなってしまいます。
そうなると莫大な費用が掛かってきてしまいます。
もちろん、エンジンにも寿命はありますが、いま設置している非常用発電機を長く使うことを考えていらっしゃるのであれば、定期的に交換することをおすすめいたします。
不安に思ってしまったら・・・
もし、この記事をご覧になって設置している発電機が不安な方がいらっしゃいましたら、このページの下に記載されている電話番号におかけください。
現地調査に伺うこともできますし、定期的な点検や模擬負荷試験を行うこともできますので、お気軽にご相談ください!
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