作業実績
医療施設(東京都)
医療施設(東京都)
2024年2月 AP60A-5S
東京都足立区にある医療施設に設置している運転後に停止ができないという発電機の調査・修繕を実施いたしました。
本日は「発電機を始動した後に止まらない」という発電機の調査を行ってまいりました。
医療施設ということで、早急に確認をしてほしいとのご依頼をいただきました。
機関消耗品類等の整備をした後にこのような事態になってしまったということでした。
前回の始動した際は、エンジンへの燃料を強制的にカットして停止していただいたとのことでした。
調査時に改めて機関消耗品類の確認をし、異常がないことを確認しました。
確認が取れたので試運転に移っていきます。
始動は問題なくかけることができました。
発電状況や機関メーターも問題なく動いていることも確認できたので、停止ボタンを押していきます。
すると、お客様のおっしゃっていた通り停止がかからずエンジンが動いたままとなってしまいました。
このままではエンジンが停止できず動き続けてしまい、エンジンが焼け付いてしまい二次被害の恐れが出てきてしまいます。
エンジンへの燃料を強制的にカットすることでエンジンを停止し、不具合箇所を特定していきます。
エンジンを停止するために燃料をカットする「停止ソレノイド」という部品を確認していきます。
すると、停止ソレノイドが正常に作動することができておらず、燃料をカットできておりませんでした。
そのため、エンジンに燃料が供給され続けてしまい、停止することができなかったのです。
今回の調査で、動作不良を起こしてしまっている『停止ソレノイド』の交換をご提案させていただきました。
すると、後日ご指摘させていただいた内容でご依頼をいただき、不具合箇所の改修作業をさせていただきました。
交換作業も無事に終えることができ、試運転時に停止処置もでき、健全性を確認することができました。
早急にご対応していただいたことで、有事の際に二次被害が発生する恐れがなくなりました。
これで、無事に非常用発電機として運用いただけるのではないでしょうか。
我々も改めて、発電機を定期的にかつ的確にメンテナンスしていくことが重要なことを痛感いたしました。
もし、発電機のことで不安なこと・不具合等ございましたら、お気軽に下記の番号にご連絡・ご相談ください。